2010年12月10日

「人民元FX」

 さまざまな通貨の先行きを予測して投資するFX(外国為替証拠金取引)。今でも、米ドルやユーロといった流通量の多い通貨が中心ですが、ここ最近、一部の個人投資家の間で、中国・人民元へのFX投資が注目を集めているということです。

 というのも、先の韓国・ソウルで開かれた20カ国・地域(G20)首脳会議(サミット)の席上でも議論が交わされたように、ここへきて、米国による人民元の切り上げ要求が強まっているからなのです。

 「切り上げ観測が出た3〜4月にも、人民元の取引がグッと増えました」とは、現在、国内で唯一、人民元FXを取り扱っているSBI証券の広報部。

 基本的に人民元の切り上げが実施されれば、人民元高(円安)で儲かるロングポジションを持っていれば、為替差益を得ることができます。

 「ほとんどの投資家の方が、人民元買いのロングで参加していたようです」(SBI広報部)

 ただし、注意したいのはスワップポイントです。通常、金利の安い通貨を売り、金利の高い通貨に投資した場合、スワップポイントと呼ばれる金利が付与されます。逆に金利の高い通貨を売り、金利の安い通貨に投資した場合には、マイナススワップがつくことになるのですが、人民元の場合、調達コストなどの関係上、ロング(人民元買い)、ショート(人民元売り)ともにマイナスのスワップポイントが付与されてしまうということです。

 つまり、いつ実施されるかわからない人民元切り上げを見込んで、ロングポジションをとった場合、切り上げ実施までの期間が長引けば長引くほど、スワップポイント分が、不利になるというわけです。

 従って、FXで人民元に投資する場合には、ピンポイントの短期投資が良さそうです。実際に切り上げが行われなくても、切り上げ観測が出れば、為替は激しく変動するため、「飛び乗り・飛び降り」でも十分な利益を得ることが出来そうなんです。

 ちなみに11月15日現在の人民元レートは、1人民元=12円50銭程度です。SBI証券での最低取引単位は10万人民元単位ですから、最大レバレッジ(人民元は10倍)なら、12万5000円程度から投資できます。




ナノアクア
posted by FX at 10:40| FX | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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