2010年10月19日

信用力で顧客開拓

 規制強化で投機性を売り物にした中小FX業者の淘汰(とうた)が進む中、野村証券など大手証券が相次いでFX取引を強化して顧客拡大に乗り出しています。

 野村証券は証券総合口座とFX口座を新規開設し条件を満たした個人投資家を対象に1万円の現金還元キャンペーンを始めました。また、取引所を通したFX取引で、通常は1枚当たり150円の手数料を25円に引き下げる割引期間を当初の9月末から、来年2月末まで延ばしています。

 また、大和証券も、FX口座を開いた新規顧客に対し、通常は取引枚数1枚につき100円の手数料を、100枚になるまで無料にするサービスを今月末まで行っています。さらに、みずほ証券はFX取引への新規参入を決め、今月5日付で金融取引所に取引資格を申請し、認可が下りれば来年1月にもサービスを開始するということです。

 大手証券がFX事業を強化するのは、新規制により取引所を通じた取引が増えると見込まれるためです。新規制は、預けたお金の何倍の取引ができるかを示す「証拠金倍率」の上限を無制限から50倍に引き下げ、ギャンブル性を低下させました。この結果、高い倍率を売り物に証券会社などが投資家と相対で取引する「店頭FX」が急減しました。半面、倍率は低いが取引所を通じた「取引所FX」が信用力を背景に実績を伸ばしているのが現状です。

 株式売買高が伸び悩む中、大手証券は取引所FXを新規顧客開拓の好機と位置づけ、株式や投資信託などの売り込みにもつなげる考えのようです。




ペディワウ
posted by FX at 19:02| FX | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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